こんにちは。蒲郡市大塚町の歯医者おおつかファミリー歯科の山本です。先日、蒲郡市保健センターで2歳児の歯科検診を行いました。2歳になると自我が芽生えてきます。1歳はまだ訳がわからなくおとなしいという感じですが、2歳は[ヤリタイ期]、[イヤイヤ期]という言葉があるように好奇心旺盛で、何をなるにしてもイヤイヤになったりします。
なので、今日の検診は2歳児のお子様の声とそれをなだめる親御さんの声でとても賑やかな模様でした。
親御さんからよく出た質問で[乳歯の反対咬合が気になるけど大丈夫ですか?]がとても多かったです。
反対咬合の種類は大きく分けて骨格性、歯性があります。
骨格性は遺伝的要素が強く背が伸びるように下顎が成長してしまいますので、矯正治療してもなかなか治らない場合があります。
歯性は機能的な原因が多く成長と共にお口の中の機能が発達してくると自然に治ることもあります。
結論からいえば、いづれのタイプにしても2歳児の段階では矯正治療はできませんので経過観察になります。
また、癖があればそれが原因かもしれません。例えば[上唇を吸い込む]くせがあるとか。でも、今は見守っていていてください。話が分かる年齢なれば良くないと言うことを教えてあげて下さい。
あと、食事はなるべくよく噛んで食べられるように工夫してくださいね。細かく切らずにざく切りで、かぶりつかせて前歯を使わせるようにしてください。
あと、圧指法といって上の前歯を親指の腹を使って裏側から軽度の圧力を加えるのを毎日繰り返すことで改善する方法です。この方法はとても根気が入りますが、お子様を膝の上に置いてやるのでスキンシップをするという意味でも良いのかなと思います。