こんにちは。蒲郡市の歯科医院おおつかファミリー歯科の山本です。
先日、小学6年生のお子様をブラッシング指導した時のお話です。
ブラッシング指導当日、歯磨きをして来院されました。今日は歯磨きの練習をするからいつもよりしっかり目に磨いてきたそうです。
プラークチェッカーでどれだけ歯垢が歯の表面に付いているか、赤く染めだして調べました。赤く歯の表面に残っているところが歯垢になります。
結果、しっかり磨いてきたのにも関わらず、しっかりと赤く染まってしまったのでした。
普通に考えたら単純な磨き残し。
でも、歯磨きの当て方を確認しても悪くはない。
あと、おやつの取り方についても聞いてみたところ、アメ🍬をよく食べている事が分かりました。
アメ等の糖分が高い食品をミュータンス菌等の口腔内細菌が食べると大量のプラークを作ります。
しかも通常のプラークより粘調性が強くネットリしているので、歯の表面にへばりついているので、歯磨きしてもなかなか落とせません。
保護者のかたに確認したらアメ🍬の袋が家に何種類かあるとのことでした。
家族みんなでアメをたくさん食べているので、アメの袋を排除してもらうようにお願いしました。
アメの食べ過ぎは糖尿病等の生活習慣病になる可能性もあります。
蒲郡市は糖尿病警報発令中という
このようなチラシを出しています。
また、アメではなく虫歯予防に効果の高いキシリトールのタブレットが良いと思います。
キシリトールは吸収が遅いため血糖の上昇があまりなく、インスリンの代謝を必要としないので糖尿病の方でも安心して使用できます。
キシリトールは習慣的に摂取すれば虫歯の原因菌ミュータンス菌の活動を抑える働きがあります。出来れば、3ヶ月は続けてもらうと良いでしょう。
なかなか習慣的な事を変えていくのは大変だと思いますが、
家族みんな強い意思を持って取り組んで欲しいですね。